先輩たちの声4:養豚
湯元 稔(2003年入社 入社7年目)

出身校 :宮崎大学 農学部 獣医学科
所属 :養豚事業本部 生産部 家畜診療所 獣医師

家畜診療所とはどのような部署ですか?
家畜診療所は、約1km2の農場敷地の中央に位置し、おっぱいを飲む仔豚から威風堂々とした種雄豚まで約10万頭いる豚の疾病予防と治癒を目的に、職員11名(うち獣医師3名)で日々農場内を所狭しと駆け巡っている部署です。

現在の仕事の内容を教えて下さい
○ワクチン接種 ○治療 ○各薬剤の選択・投薬指示
○手術(直腸脱、そ径ヘルニア、去勢、帝王切開など)
○剖検 ○採血 ○統計解析○飼養管理の検討 など
これらを、所長(獣医師)の指導・監督のもと、スタッフみんなで協力して取り組んでいます。
豚舎の環境を整えて、豚を元気に育ててあげれば、多くの疾病の発生は予防することができます。加えて、ワクチンを適切に接種してあげることで、豚が疾病にかかる機会をより軽減することができます。
しかしながら、それでも状態を崩してしまった際は、豚の観察や現状把握、飼育担当者と情報交換や環境改善をしつつ、注射や経口投与による治療を行います。併せて、剖検や採血、統計解析を行い、必要に応じて中央研究所やその他の検査機関に詳しい病勢鑑定を依頼します。それらの結果を受けて、適切な投薬やワクチンプログラムを検討し、より一層充実した飼育方法を飼育担当者と考察・実践していきます。

やりがいのある仕事は何ですか?
すべてです。
苦労する仕事は何ですか?
すべてです。だからこそ、みんなと一緒になってやり遂げたときは感無量です。
勉強はさせてもらえるのでしょうか?
学会や講演会、同業の先生方との勉強会に私休ではなく出張として精力的に参加させてもらえるので大変助かりますし、「自分はまだまだ勉強が足りないな」といい刺激にもなります。

豚のことが好きですか?
正直よくわかりません。学生の頃、「動物が好きで・・・」「日本の畜産の為に・・・」と、今思えば自分の本心とは少しかけ離れた言葉を口にしながら就職活動をした結果、多くの方々に多大なご迷惑をおかけしました。4年たった今でも言い表しようがないくらい申し訳なく感じています。
大学卒業後、しばらく自分を見失い塞ぎこんでいましたが、ふとしたきっかけで接触したのが今の会社でした。入社に踏み切ったのは、もちろん「豚の獣医師をやりたい」ではなく、ただ「色々な人達と接しながら、自分の方向性を見定めて行きたい」という、獣医師としてはある意味不純で、でも正直かつ素直な気持ちを抱けたからだと思います。
そんな抜け殻のような自分が、知らず知らずのうちに現在、上述のようにやりがいを感じながら仕事に没頭し、充実した毎日を過ごせるようになったのは、おそらく、豚と、豚を大事に育てようと頑張る人たちがいたからなのかも知れません。豚を救うはずの獣医師が、豚に救われてるのでおかしな話です。
最後に一言お願い致します
これから就職先を決めるみなさんに求めるのはただ一つ、自分に素直であって欲しいということです。「働ければいい」「豚がかわいい」「金儲けがしたい」・・・大歓迎です。明確かつ不純な動機ほど人は前に突き進めます。きれい事やたてまえは要りません。駆け引きなしの丸裸でジャパンファームにぶつかってきてください。そんなみなさんを受け留める準備は十二分に整っています。豚を育てつつ、自分の目標を見出し、見出した目標を実現する為の行動力を身につけることができる。それがジャパンファームの養豚事業です。
